子供のとき学校の先生がこんなことを言っていた記憶はありませんか?
「授業をちゃんと聞けないなら、廊下に立ってろ!」
廊下に立ってろなどと言ってはいけないのかもしれないので、最近の先生は言わないかもしれませんが。
実は前述の「授業をちゃんと聞けないなら、廊下に立ってろ!」という先生の言葉には、
「授業をちゃんと聞け」
「廊下に立ってろ」
という二つの相反するメッセージが含まれています。
これを「ダブル・バインド」と呼ぶそうです。
ダブル・バインドは日本語に訳せば「二重拘束」。
二つの相反するメッセージを発して拘束することにより、相手を不安に陥れるのがダブル・バインドの怖いところです。
職場の上司によるパワハラ(パワーハラスメント)も実は同じようにダブル・バインド・セオリーによって説明されることが多いようです。
例えば、「トラブルが起きそうなことは事前に相談しなさい。(さもなくば罰する)」という一見すると当たり前のことば。
実際に相談に行くと、「それくらいのこと、自分で判断できないのか!」と怒られる。
相談しなさいと言って置きながら、相談すれば起こられる。
これもダブル・バインドの一例です。
夫婦の関係においてもダブル・バインドが多く見られます。
夫による家庭内暴力もダブル・バインドといわれています。
妻に暴力を振るっておきながら、事後に猛省して誤る。
これを繰り返す。
暴力を振るわれている妻は、何故だかこんなDV夫と別れることができない。
友達に相談すると「直ぐにそんなDV夫とは別れなよ」と助言されても、何故だか別れられない。
これも典型的な二重拘束の罠にはまってしまっているパターンです。
恋愛や職場では、ダブル・バインドが意図的に使われることがあるようです。
相手を不安な状態に陥れるまでには至らなくても、何となく従順に従ってしまうひと言。
ダブル・バインドで拘束されて離婚できずにいるひともいれば、ダブル・バインドで相手を上手にコントロールしているひともいる。
どちらにしても、ちょっと気になるセオリーです。
カリスマ-人を動かす12の方法





